どうもだいちんぱんです。
今回は「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」の書評記事になります。
なんだか仕事にやる気が出ない。そもそもモチベーションってなんだよ。。という疑問を持つ方はこの本が解決してくれるかもしれません。
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何故この本を選んだの?
- モチベーションを高める方法を知りたかった
- モチベーションに革命?と疑問が湧いた
概要
なぜ、あなたは稼ぐために頑張れないのか?
あなたは「上の世代」と違い、
生まれたころから何もかもが揃っていたので、
金や物や地位などのために頑張ることができません。
埋めるべき空白が、そもそもない「乾けない世代」なのです。
しかし、仕事がなくなっていく時代には、
この「乾けない世代」こそが希望になります。
といった切り口で始まっていて、時代の移り変わりによるモチベーションの変化、好きを仕事にするとはどういうことなのか。という現代の働き方について書かれていて、
1章 「乾けない世代」とは何か?
2章 偏愛こそが人間の価値になる
3章 異なる「強み」を掛け算する最強チームの作り方
4章 個人の働き方
という構成になっています。
著者 尾原和啓さん
尾原和啓さんは大学院卒業後、マッキンゼー&カンパニーに就職。その後リクルートに転職し、サイバーオプト、楽天、グーグル等を渡り歩き、グロービス経営大学院「テクノベートMBA」特別講座講師やBBT大学「ITビジネスの戦い方」講師を生業としている方で、普段はバリで生活しているんだとか。
驚きなのはこの人1970年生まれな事。好きな事を仕事に。という内容もあったのでつい30代くらいの人かと思っていました。
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内容のまとめ

時代が変わればモチベーションも変わる
最近の若い奴はやる気がない。金に執着しない。
このような愚痴を上司や先輩などの「上の世代」の方がぼやいたのを聞いたことがあるのではないでしょうか。
著者はこのような「若い奴」を「乾けない世代」だ。としていて、モチベーションの源泉や育った環境に違いがあるからだと主張しているんですね。
では、この「上の世代」と「乾けない世代」はどう違うのでしょうか。幸せを感じる分野の違いです。
- 達成
- 快楽
- 意味付け
- 没頭
- 人との関わり
という風に五種類に分類できるんです。お察しの通り、「上の世代」は1と2に幸せを感じていて、「乾けない世代」は3と4と5に幸せを感じる。
それもそのはず。「上の世代」はいわゆるバブル世代。働けば働くほどに成果を上げて目標を達成し、稼いだお金で高級車を買ったり高いワインを飲んだり。(快楽)
では逆に「乾けない世代」はゆとり世代。前の世代の方が頑張ってくれたおかげで、以前とはくらべものにならないほど、物や人の好意に溢れた環境で育ってきました。何かを達成するのは当たり前。欲しいものは手に入る。そんな中で幸せを感じる瞬間。それは行動や仕事に意味を感じる時。業務や趣味にのめりこんで、没頭している時。同じ趣味をもつ友達と議論している時。(人との関わり)
というように時代の移り変わりによって「幸せの基準」もまた変化しているんだ。と著者は言っているわけですね。
世代間のギャップを認識すればモチベーションに対するギャップも理解しやすくなるよと。
趣味が仕事になる
時代の変化により、好きな事を磨けばそれを仕事にすることが出来るようになりました。
好きこそものの上手なれ。
幸せの基準が変わり、ワークとライフのバランスは今やライフ重視の世界になってきています。好きなことが同じ者同士が繋がり、それが価値を生む。
だからYOUTUBEやTwitterなどがビジネスになる。時代は偏愛×共感の時代になってきているんですよね。
時代は変わるけれど、好きなものは変わらない。なぜならそれは人間の特性だから。
趣味や好きなことに没頭することで、それ自体が仕事になっていくのが現代なんです。
印象に残った内容
乾けない世代は行動に意味が欲しい
上記したように、乾けない世代である僕らは何かを達成することよりも、その行動そのものに意味を見出したい。あーその通りだなと思いました。若い世代って、「結果」を褒められるよりも、「努力」を褒められたい傾向が強いんじゃないかなと思っていて。
実際僕も「努力」を褒められた時の方が嬉しいんですよね。それがどんなに小さな努力であっても。
なので改めて、自分の行動の意味を考え直すことは大切なことだなと気づかされました。
弱点を見せ合う古代的チームワーク方法
弱点や「違い」をお互いの強みでカバーしあうチームを作っていこうぜ!ってな方法も含まれているんですが、ここで思ったのは、これって凄く「古代的」だな。ということ。
- 「獲物を見つけるのが上手い人」
- 「獲物を狩るのが上手い人」
- 「地理に長けた人」
みたいに古代人は得意分野を掛け合わせて生活していたはずなんですよね。「共通の能力」じゃなく「異なる能力」を受け入れて掛け合わせる。
「違い」を「力」に変えるから過酷な環境でも生き抜いてこれたわけですよ。
これは現代では欠けていることなのかもしれません。SNSやインターネットで簡単に共通項を持つ人と繋がれてしまう。だから昔より更に「人と違うこと」が怖くなったのかもですね。
ですが、全員が同じ考えの人で組まれたチームより、全員違う考えを持っていて色んな知識を持っているチームの方が地力があるのは簡単に想像できますよね。
自分と違う人ってなんだか怖いような気もしますがそれを「学びの機会」に変えてお互いの「違い」を楽しめる。そんな風にコミュニケーションを取っていきたいなと感じました。
偏愛マップの勧め 【作ってみた】
チーム作りの際にオススメされているのが「偏愛マップ」
自分の「好き」や強みをチームに知ってもらうのに大変有効なんだ、と。
ということで僕も「偏愛マップ」を作ってみました。作ってみて分かったのはこれ自己理解にも役に立つんじゃない?ってこと。
例えば、
・意外とSF好きなんだな
・戦略的で仮説を立てるようなことも好きなのかも?
など、結構気づかされることが多かったんですよね。まあ、好きなものはその時で変わっていくものだと思いますが、こうしてババっとマップにして共通項を見つけていくと自分の価値観発見にも繋がるかも知れません。

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【五秒で読める】忙しい人のための超要約
忙しい人のための「超要約」です。
一言でいうとこの本は。。
「モチベーションのギャップを理解し、「好き」や「違い」を活かして生きていこう!」
という内容になっています。
まとめ 現代は自分の好きなものを仕事に出来る時代
いかがでしたでしょうか。今回は「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」の書評記事でした。
モチベーションを知ることで自分の好きを発見し、果てはそれを仕事にしてしまえ!という読んでいてワクワクしてくるような良本だったと思います。
とりあえず僕は山と本が好きなんで山登りしながら本でも読むかな。。
それでは!
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