【書評】ベストセラー小説の書き方 誰しも最初は完壁ではない

 

どうもだいちんぱんです。

今回は「ベストセラー小説の書き方」
の書評をしていきたいと思います。

  • 具体的なテクニック
  • 販売戦略
  • テーマ選び

を紹介しており、

だいちんぱん
売れる小説を書きたい
だいちんぱん
物語のプロットを知りたい

にオススメの一冊になります。

ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫) [ ディーン・R.クーンツ ]

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五秒で読める忙しい人のための超要約

この本は

「作家に才能なんていらない。必要なのは最低限の技術と、あらゆる小説を読みまくり、書きまくることだ。」

という事を実例を踏まえて解説しているのが本書です。

本の概要

ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫) [ ディーン・R.クーンツ ]

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売れる小説とはどんな小説か。

売れるために必要なテクニック、考え方、戦略を紹介、解説しているのが本書です。

第一章 本書はなぜ書かれたか

第二章 偉大な名作を書く

第三章 移りかわる出版市場

第四章 ストーリー・ラインを組み立てる

第五章 アクション、アクション、アクション

第六章 ヒーローとヒロイン

第七章 信憑性のある登場人物をつくりだす

第八章 登場人物にいかにもありえそうな動機を与える

第九章 背景描写(バックグラウンド)

第十章 文体について

第十一章 SFとミステリー

第十二章 避けるべき落とし穴

第十三章 書いたものをどう売るか

第十四章 読んで読んで読みまくれ

という構成になっており、出版市場の把握から具体的テクニックまで、詳細に解説しています。

また、タイトルだけ見れば本書はテクニック本に見えますし実際そうなのですが、テクニックを紹介するという内容自体がエンターテインメントになっており、本書事態を1小説として楽しめるのが最大の魅力であると言えるでしょう。

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ベストセラーになるために必要な知恵

売れるために小説は悪なのか

「売れるため」に芸術活動をすることは悪だ!という声は少なからず聴いたことがあるでしょう。しかしそれは出まかせです。

なぜなら、作家たちは読まれるために小説を書いているのであるからです。売れなければ大衆は見向きもしてくれません。売れてもいないのに、自分の伝えたいことだけを描いた、ナルシシズム全開な物語は、出版すらされないでしょう。

芸術は表現の世界ではありますが、自己満足で終わるのは悲しすぎますし、そうなりたくて作家を目指す人はいないはずです。何かを伝えたいのならまずは大衆の心理を、欲求を満たすべきなのです。

これは人付き合いでも同じことで、独りよがりな人には誰も振り向いてくれません。仲良くなりたい、自分のことを知ってもらいたいと思ったら、その人に優しくしたり、その人のことを知ろうとするはずです。

小説も同じです。人々に自分の考えを知ってもらいたいのであればまず人々の事を知り、大衆に刺さる文章を書く必要があるのです。

受け取り方は人それぞれ。だが熱意は必ず読者に届く

小説や芸術作品は料理と一緒です。肉じゃがが好きな人、はたまた嫌いな人。オムライスが好きな人、嫌いな人。料理に人の好みがあるように小説も好みは人それぞれです。

ではどうすれば人々に刺さる文章を書くことが出来るのか。

それは、熱意です。自分が描きたい!こんなことを伝えたい!と思ったことを文章にぶつけること。

読者は意外にも鋭い視点で作品を見ています。なので手を抜いたり、二番煎じのような作品はすぐに飽きられてしまうのです。ですが熱の入った文章はそうではありません。

しっかりとしたプロット、そして読ませるための技術を駆使し、そこに熱意が加わると読者は目が離せなくなるのです。

書いて書いて書きまくり、読んで読んで読みまくること

当たり前のことじゃないか!と思うかもしれませんが、作家を目指すうえで、良い文章を書く上で最も重要なことは読みまくり書きまくることです。

ヒットした他人の作品を読むのは作家志望の人にとってはつらいかもしれません。しかしヒットした作品だからこそ読む価値があるのです。どんな技術が使われているのか。どのように物語を展開させているのか。作者の意図はどこにあるのか。

それを感じ、学ぶことで自分の技術も少しづつ向上していきます。本書でもテクニックは紹介されていますし、それを吸収した上で他人の作品を読みまくるのが良いと思います。

売れるためのテクニックを知ったうえで読むのと、知らないで読むのでは情報量が大きく違いますので、是非テクニックを学んだあとに読みまくってみてください。

また読むだけでは文章はうまくなりません。インプットしたらアウトプットしなければならないのです。著者は駄文でもいい。自分に失望してもいい、とにかく書くことだ。と主張しています。

書くことで得たテクニックを自分のなかに落とし込み、書くことでまた新たな発見があるのです。そうして書きまくることであなたの文章は磨かれていくでしょう。

感想と気づき

トライ&エラーの大切さ 完璧じゃなくてもいい

小説という決まった正解がない世界でも、最初からできる人はいないんだ!というのを知れたことは私にとって大きな自信になりました。芸術の世界ではどうしても才能の有無なんじゃないかと思いがちですが、本書では序盤にそれを「才能がある人は一定数いるが、大半は書きながら上達した作家ばかりだ。」否定しています。

完璧を目指すあまり、失敗を恐れがちですが、本当に恐ろしいのは行動しないことです。本書を読み改めて思い知りました。

物語の作り方を学ぶ

本書では読まれる文章の書き方、物語の作り方を紹介しています。実践的な内容なので気になる方は是非手に取って欲しいと思います。

この文章のテクニックを通して、大衆の欲望であったり、どんな人が共感されるのか。どんな物事、表現方法が注意を引くのか。ということ学ぶことできます。なので作家志望でなくてもこのテクニックを知っておいて損はないのかなと感じています。

またテクニックを知ることで、小説を読むのが楽しくなります。この作家はこんなテクニックを使っているから引き込まれるのか。というようになんで面白いのかを感性だけでなく、技術的な面で感じることができますので、作家でなくとも読書する人、物語を見たり聞いたりする人にも、お勧めできるのかなと思います。

独自性は自分の中に

世の中にはすでに色々な物語がでています。著者いわく、すべてのストーリーパターンは出尽くした。そうで、完璧に新規なストーリーは存在しないんだとか。

では何が、独自性を生み出すのか。他の作品との差異を生み出すのか。

それは個性です。他者のストーリーをいくら真似たところで、自分というフィルターを通す以上、出力される文章は、作品はオリジナルなものなのです。

だから他のものと被るとか、似てるとか気にするな!と。

自分の思想が個性になる

オリジナルとか個性とか、現代では騒がれていて、自分には個性がない。と悩む人も多いはずです。ですがこの言葉を借りれば、思想は独自なもので個性なんだと。

つまり悩む必要はないんですよね。人は人で、自分は自分。

その人だからこそ、そこにその人ならではの価値があるんです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は「ベストセラー小説の書き方」の書評記事でした。

小説の書き方だけではなく、書いた以外にも色々な学びがある一冊だったと思います。

それにしても芸術の世界でも才能ではなく努力が大事とは驚きましたね。。どんなベストセラー作家も最初は凡人だったのならどんな人にも可能性はあるんだなあと。

芸術には疎いんですが食わず嫌いしてただけなのかもしれません。フィリップ・K・ディックでも読み直してみようかな。。

それでは!

参考文献

ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫) [ ディーン・R.クーンツ ]

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