どうも、だいちんぱんです。
今回は「メモの魔力 前田裕二」の書評をしていきます。
この本では、
- メモの活かし方
- 具体的メモの取り方
- 人生をメモで変える方法
を紹介しつつ、メモという魔力で人生を幸せにしてしまおう!という内容が詰まった素敵な一冊です。


といった興味や疑問を持っている方には是非手に取っていただきたいです。
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五秒で読める!忙しい人のための超要約
この本は、
「メモで知識の吸収と汎用化を行い、知識を可視化することで夢を叶えようぜ!」
という内容になっています。
本書を選んだ理由と目的
- メモ術を知りたかった
- ネット時代に紙のメモ術をわざわざ本にしていることに興味をもてたから
- 魔力という言葉に惹かれた
って感じでまとめると、「紙のメモ術とそのメリット」を知りたかったので本書を選びました。
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概要
メモを取ることで全てが変わる。そんなメモ術を紹介しているのが本書です。
メモで情報を集め、メモで自分を知り、メモで夢を叶える。
理論とノウハウを紹介し、更に実践的であるのが本書の特徴です。
序章 「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない
第一章 メモで日常をアイデアに変える
第二章 メモで思考を深める
第三章 メモで自分を知る
第四章 メモで夢を叶える
第五章 メモを生き方を変える
終章 ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう。
特別付録:自分を知るための【自己分析1000問】
巻末特別企画:SNSで募集した「人生の軸」
段階的にメモ術をレクチャーしていき、最終的にはメモで世界を変えてしまおう!というような構成になっています。
著者 前田裕二
著者の前田裕二さんはSHOWROOM株式会社の社長で、投資銀行での営業活動後、DeNAに入社。SHOWROOMを立ち上げ、そのまま独立させたそうです。
小学生のころからメモを取り続けているらしく、そのノウハウは相当なもの。何をするときでもメモを取るので、メモを取らないと違和感を感じるレベルだそう。
ものすごい熱意ですよね。メモをとる熱意、見習いたいです。
要約
それでは、内容を要約していきたいと思います。
メモとは姿勢である
メモとは何か。メモとは姿勢である!と著者は主張していています。
メモを取るということは、
- 情報感度をあげること
- 知識を活用するという熱意を持つこと
だと主張していて、メモを取る。その行為そのものが力を持っているだ!と。
例えば、セミナー会場。メモを取る人と、取らない人。どちらが情報に貪欲に見えるでしょうか。
圧倒的に前者ですよね。つまりは、メモは構えなんです。情報を少しでも多く吸収してやる。少しでも多く活用してやろうとする構え。それがメモなのです。
メモで日常をアイデアに変える
メモの魔力は日常でも発揮されます。日常で思ったこと感じたことを深堀することで、自身のアイデアになるからです。
メモには、
- 記録のためのメモ
- 知的生産をするためのメモ
の二種類があって、本書で紹介されるメソッドは後者の方法。
知的生産をするメモには、
- アイデアの創出
- 情報感度の向上
- 熱意を見せることができる
- 話の構造を理解できる
- 思考の言語化ができる
というメリットがあり、メモすることでこれらを鍛えていくことができます。
では、どのようにメモするのか。簡単に説明すると、ノートを見開きで使い、左側1ページには事実をあるがままに書く。右側1ページには事実を抽象化、更に転用したことを書きます。

抽象化は事実のレイヤーを挙げることです。例えば、雨。雨は空より降る無数の水滴の抽象化です。このように抽象化とは、事実から本質の部分を抜き出し、汎用性を持たせることです。
更に転用は、その名の通り自身に使える段階まで落とし込むこと。転用する時には、すぐに実践できるところまで細分化します。
抽象化→転用することで、本質を見る能力を鍛えることが出来、なおかつ自身に転用できる所まで落とし込む。
そうすることで、日常をアイデアに変えることが可能になるのです。
離見と我見
能で大成した世阿弥が述べた言葉に「我見」と「離見」という言葉があります。名人芸をする者には必ずこの能力が備わっていると言っていまして、「我見」は主観、「離見」は客観のことです。つまり、主観だけでなく、客観で物を見る力が大切だと言っているんですね。
メモを取ることは主観的行為に思います。しかし主観で終わってしまえば独りよがりになり、汎用性が低くなってしまいます。
自分を客観的に見ることで、汎用性が高まり、転用化がしやすくなる。
なので、主観だけでなく客観とのバランスが大事なのです。
また、メモを取ることで客観的に自分を見る事ができます。紙に考えを書き出すことで主観でなく客観的に見ることが出来る。
自分を客観的に見る事でより自分を知ることが出来るんです。
例えば夢を言語化し、具体化することで、夢をぼんやりさせたままにしない。
メモを取ることで夢を具体的にすることで夢への一歩を踏み出すことが可能になるのです。
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感想と気づき
メモ=知識の視覚化
本書を読んでメモは知識の視覚化だと感じました。メモを取ることで、整理しきれなかった知識を視覚化することで整理できるからです。
さらにメモを書こうとすることはアウトプットになります。書き取り、抽象化しようとすると、自分の思った以上に思考や情報を深堀することが出来ます。
実際に抽象化してみると、脳をフル回転させるので知識も定着しますし、特徴が捉えられるようになるのでアイデアも生まれやすいです。僕もプレゼンをする際の原稿作りに使うことが出来ました。
特徴を捉え、書き残すことで知識の見える化をしてあげる。メモは知識の整理術でもあるんだなーと。
直感的に知識を我が物にする
前述したとおり、前田式のメモ術はメモを見開きで使います。左に事実を、右に抽象化を。なので直感的に知識を吸収しやすい構成になっています。
理論(左脳)と感情(右脳)のバランスが良いので、見た瞬間に情報を受け取りやすい。直感的に理解しやすいので、効率的ですし、事実と抽象の関係がすぐにわかるからアイデアも想像しやすいなーと思いました。
こんな感じでメモを取っていけば、ガンガン知識を吸収できるんではないかと。
夢の可視化で夢を叶える
夢をメモにとることで、自分の夢を客観的に見ることが出来ます。
書き出すことでリアリティを感じられるようになり、客観的に夢を見る事で、夢へのルートを考えやすくなります。
可視化により、夢を叶えるためにどう行動すればいいか。どんな行動が必要か。
意識下ではぼんやりしている状態ですが、メモにすることで見える化する。
ノートに書き出せば明確になり、行動しやすくなります。
なので、メモを取ることは夢を可視化し、メモを取ることで夢を叶えることが出来る。
メモの可能性は無限大っすねー。魔力というのもうなづける気がします。
まとめ
ということで、今回は「メモの魔力 前田裕二」の書評でした。
メモを取ることで知識を可視化し、情報感度を高め、自分を知ることで人生をより良くすることが出来ます。
たかがメモ。されどメモなんです。動くか動かないか。メモ方法を少し変えるだけでこんなにメリットがあるなら実践したいとは思いませんか?
それでは!
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