どうもだいちんぱんです。
今回は「使える脳の鍛え方 成功する学習の科学」の書評をしていきます。
本書は


という方にオススメの一冊になります。
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本の概要
従来の学習方法は間違っている。科学的に効率の良い学習方法はすでに確立されていて、脳に負荷を与えることでより多くの知識を学ぶことが可能で、応用力も付けることが出来る。
本書では学習方法と脳の育て方について解説されており、
第1章 学びは誤解されている
第2章 学ぶために思い出す
第3章 練習を組み合わせる
第4章 むずかしさを歓迎する
第5章 知っていると錯覚しない
第6章 「学び方」を超える
第7章 能力を伸ばす
第8章 学びを定着させる
という構成になっています。
五秒で読める忙しい人のための超要約
「努力を要する学習こそが、科学的に効率の良い学習である!」
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科学的に効率の良い勉強法「思い出す」
想起学習
想起とはすなわち「思い出すことです」。知識は思い出したときに脳に書き込まれます。従来の勉強法のように「忘れる前に復習する」ではなく、「忘れたころに復習する」ことがポイントです。
脳は、労力を使わないで覚えてられる情報は必要ない情報だと判断してしまいます。ですが、「思い出す」という作業を加えてあげるとどうでしょう。思い出すことはとても大変な作業です。なので思い出した情報、つまり労力を使った情報を脳は「必要な情報だ」と判断し、記憶するのです。
交互学習
従来の学習方法では1つの事を集中的に学びます。しかし科学的にこの方法は間違っているとされており、実は複数のジャンルを交互に勉強する方が記憶の定着を促してくれるだけでなく、応用力も鍛えられる事がわかっています。
理由は簡単で、異なるジャンルを交互に勉強することで、それぞれの「共通項」を学ぶ事が出来るからです。共通の要素を発見する事で、他の勉強をする際にもそれを活かすことができますし、当然基礎を知れば、知識への理解は深まります。
このように一見効率が悪そうに見える交互学習ですが、実は効果が高いということがわかります。
知っているつもりを防ぐ
「能力不足の人は能力不足に気づけない」
これは本書の見出しの一つです。この言葉の真意は、知らないことと知っていることを自覚せよ。ということ。
何がわからないのかわからなければ、何を勉強すればいいのかもわかりません。
これを回避するには、
「バイアスを回避すること」です。
まずはバイアスを知ること。人間は様々な勘違いをしてしまうようになっているので、その要因と種類を知るだけでもバイアスから抜け出すことができます。
感想と私の実践方法
上記のように科学的に正しい学習方法は脳に負荷をかける学習方法です。これを私が普段どのように実践していくかをまとめてみました。
方法1 新しく学ぶ事はノートに書きだす
まず、新しい知識はノートに書きだします。その際には参考になるテキストは見ずにこれを行います。
そうすることで「想起学習」を実践していきます。そしてノートに書きだすことで自分が何を理解できていて、どの知識の理解が足りていないのかを把握することが出来るので、一石二鳥というわけですね。
方法2 マインドマップにまとめる
ノートに取ったものがある程度まとまってきたら次はそれをマインドマップにまとめていきます。
ここで知識のカテゴリー化をすることでより定着を図っていくとともに、知識を引き出しやすくします。ここでも基本は何も見ずにまとめていくことで想起学習をしていきます。
方法3 学習ジャンルを1週間ごとに変える
最後に、読書のジャンルを1週間ごとに変えていきます。
私は一つのジャンルに絞ったら絞りっぱなしなので、より学習効果を高めるために交互学習を採用します。
1週間ごとに上記作業をし、マインドマップに落としていくことで共通項の発見を促すとともに、ジャンル別学習で何が知りたいのかという知識欲も煽ることが目的です。
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まとめ
今回は「使える脳の鍛え方 成功する学習の科学」の書評でした。
本書に倣い、これからの書評では実践方法も記すことでより知識を深めていきたいと思っています。
辛い学習の方が記憶に残るなんて辛い話ですが、これを踏まえて実際にどのくらい効果があるのかを試していきたいと思います…
いやあ、辛い計画だ…
それでは