【書評】FACT FULNESS(ファクトフルネス) 事実を正確に捉え、世界を理解するために必要なものとは。

どうもだいちんぱんです。

今回は「FACT FULNESS ファクトフルネス 10の思い込みを乗り越えデータを基に世界を正しく見る習慣」の書評記事です。

この本では、

  • 意外な世界の真実
  • 事実を正しく観る方法
  • 思い込みを回避する方法

が、筆者の体験をもとに、解説されている本です。

だいちんぱん
世界の現状ってどうなんだろう?
だいちんぱん
事実を正しく見るにはどうすればいいのだろう?

ということに興味がある方にお勧めの一冊になります。

スポンサードサーチ

五秒で読める忙しい人のための超要約

この本は

「事実を正確に捉えることで、世界の変化や現状を知ることができる。そうすれば優しくなれるし、心が豊かになって、より良い人生を送れるようになるよ」

という内容になっています。

この本を選んだ理由と目的

僕が本書を選んだのは、

  • 世界の真実が何か気になったから
  • 事実を読み取る方法を知りたかったから
  • 単純にファクトフルネスという言葉が気になったから

という理由です。

スポンサードサーチ

本の概要

引用
本書は、事実に基づく世界の見方を教え、とんでもない勘違いを観察し、学んだことをまとめた一冊だ。事実に基づいて世界を見られれば、人生の役に立つし、ストレスが減り、気分も軽くなってくる。

どんなに頭の良い人でも、成功者でも、学者でも、世界に対して勘違いをしている。勘違いしていると世界は狭いままになってしまうし、息苦しい。そんな勘違いを無くす方法や、メリットを著者、ハンス・ロスリングさんの実体験を通じて解説しているのが本書になります。

第一章 分断本能

第二章 ネガティブ本能

第三章 直線本能

第四章 恐怖本能

第五章 過大視本能

第六章 パターン本能

第七章 宿命本能

第八章 単純化本能

第九章 犯人捜し本能

第十章 焦り本能

第十一章 ファクトフルネスを実践しよう

人間の本能が勘違いを生み出していて、それらを解消する方法を紹介していく。というのが本書の構成になっています。

著者 ハンス・ロスリング オーラ・ロスリング アンナ・ロスリング・ロンランド

三名の共同著書になっていて、メインの話し手はハンス・ロスリングさんです。名前からもわかる通り、三名は家族。ハンスさんの息子がオーラさんでその妻がアンナさんになります。

ハンス・ロスリングさんの専攻は、統計学と医学と公衆衛生。1976年に医師になった後はモザンビークで地域担当医師もとして働くなど、グローバルに活躍。「コンゾ」という病気を見つけたのもハンスさん。

2005年には息子オーラさんとその妻であるアンナさんと共にギャップマインダーを設立し、「事実に基づく世界の見方」の普及に努めていました。

TEDにも登壇し、再生回数は延べ3500万回を超えているとか。

世界のために、知識の普及活動をしているハンスさん達の様な方々を見ると感動しますよね。心打たれます。

内容の要約

個人的に重要だなーと思う箇所を要約していきます。

人間の本能が事実を捻じ曲げる

僕たち人間は思った以上に事実を正確に捉えることができていません。え?そんなことないんじゃない?と思う方が大半だと思います。では以下の質問に答えられるでしょうか。

  • 【質問】世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどれくらいいる?
  1. 20%
  2. 50%
  3. 80%
  • 【質問】いくらかでも電気が使える人は世界にどれくらいいる?
  1. 20%
  2. 50%
  3. 80%

ほとんどの人はこれらの質問に正解できないそうです。確率的には33%にも関わらず、30%以下の正解率なんだとか。

答えは本書を手に取ってもらうとして、要は、世界に対して偏見や勘違いをしていて、事実を見れていないんだよ。ということを本書は教えてくれます。

人間が勘違いするのは「人間の本能」によるもので、狩猟採集をしていた時代には有効活用できていたものが、現代では勘違いのもとになっているんですねー。

例えば、瞬時に判断する本能。

狩猟採集時代、危機に対応するためには一瞬で物事を判断する能力が求められていました。ライオンなどの外敵から身を守るのに、ゆっくり考えている暇はないからです。

現代では、これは「焦り」として現れます。悩む暇などない。立ち止まって考えていると「焦り」を感じてしまう。これは上記の本能が原因で、結果的に間違った判断や、誤解を生んでしまう事になりがちです。

脂質や糖質を過剰に求めてしまうように、本能が引き起こす勘違いもまた「現代病」の1例であると言えるかもしれません。

分断本能

分断本能は、「僕たち」「あの人達」というふうに世界を切り離して考えてしまう本能です。いい意味でも悪い意味でも、人間は世界を分けて考えがちです。

例えば、スクールカーストや何々派閥というように、グループ分けをしたがります。

分けて考えてしまうと偏見が生まれます。発展途上国は貧しいとか、外人は怖いとか。

実際はそんなことはないのに、事実を捻じ曲げてしまう。世界を上か下か、グループ内かグループ外かで捉えてしまう。

これには、多くの物語がそのような設定のもと成り立っているのも原因です。

映画や小説、ドキュメンタリーは正義と悪、弱者と強者。お決まりの構図ですよね。だからと言って対立のない作品はつまらないし、需要なんてありません。

しかし、このような見方になれてしまうと分断がないのに分断があると思い込んでしまうのです。

なので、事実を正確に捉えるためにはこの本能には引っ込んでいてもらう必要があるんですね。

宿命本能

宿命本能とは、「人生は初めから決まっている」と考えてしまう本能のことです。

変われないと思いがちなのも人の本能で、女性は家事をすべきだ、男性は会社のために尽くすべきだ!

というような価値観や、自分には才能がない。という考えも宿命本能によるものです。「あの人たち」が「僕たち」と同等の生活をするなんてありえない。と考えてしまう事も宿命本能です。

昔は変化のない環境で、同じ環境で暮らしてきたので、この本能は役に立ったでしょう。

しかし、現代は変化多き時代です。変化を受け入れなけば、人間の成長はありません。

変化はゆっくりです。とても気づきにくいもので、ドラマチックなものではない。

なので、まずは変化を認識すること。古いままの知識ではなくて、新しい知識にアップデートしてあげることによって、この宿命本能をコントロールしていきましょう。

ファクトフルネスを実践すると

上記のような本能をコントロールする術のことをファクトフルネスといい、これを実践するメリットは二つあります。

  • 人生の役に立つ
  • 心が穏やかになる

事実に基づいて世界をみることは、偏見や勘違いを減らしてくれます。そうすることで、選択の幅が広がり、新しいことにチャレンジしやすくなるでしょう。

さらに、世界はドラマチックでないと考えることができるおかげで、心は穏やかになります。

必要以上のプレッシャーを感じなくてもよくなり、格差もないとわかれば、心は落ち着きます。

さらにファクトフルネスを実践する事で、より人に優しくなることが出来るかもしれません。

スポンサードサーチ

感想と気づき

ここからは印象に残っていることを書いていきます。

変化を認識することの大切さ

事実を見るということは変化を認識することでもあると思っていて、上記したように変化を認めたくないのが人間です。

貧しい人たちはずっと貧しいまま。才能ない人達はずっと馬鹿なまま。そう考えるのは簡単ですよね。だってそう思っていれば心は平穏ですから。努力も変化をしようとも思わなくていい。

そう考えるのは楽だし、簡単ですが、それは可能性を否定しちゃってるよなーと思うんですよね。

可能性を広げるって意味でも、変化を認識するのは大事なのかなと。自分の成長とか変化を認めてあげるだけで、世界への見方も変わってくるんではないでしょうか。

あとは歴史を学ぶというのもいいかもしれません。歴史は人類の変化の足跡みたいなものですので、大人になったからこそ振り返ってみるのも面白いかなと。

こんな本を読んでみるのもありなんじゃないでしょうか。

→ホモデウスの書評記事はこちら

循環型思考は事実を正確に見るために役に立つかも

循環型思考という考え方をご存知でしょうか。これは、「毎日は繰り返される」という考え方です。

繰り返されるからこそ、その日を積み重ねよう。という意識になるわけです。

毎日少しの変化かもしれませんが、その変化はだんだんと大きな変化を生む。この考え方がファクトフルネスにも役に立つんじゃないかなーと思いまして。

徐々に変化することを知っていれば、変化に対応できますし、現実はドラマチックじゃ無いことも認識することができます。

記録をとっていれば自分の変化を視覚的にも感じれますしこれはファクトフルネスにも良いんじゃないかなと。

 

データと科学とその背景にあるものを信じよう

データと科学を信じようというのは最近の風潮でありますが、本書ではさらに、その裏側を見ることも重要だと言っているんですね。

データや科学の表面的なものだけじゃなく、その意図を考える。

そうすると制作者の意図を感じられて、より俯瞰的にデータを見ることができるってわけです。

要するに、データを見る側と作る側。どっちからの視点も取り入れることで、データの信頼感は上がるよってことですね。大事なことだなーと思いました。

僕は、数値だけバーン!と見せられるとインパクトが大きくて信じてしまいがちなので、裏側を見るというのを忘れがちなんですね。

データ、科学。確かに信頼性はありますがそれは俯瞰的に見た場合ということ。

当たり前かもしれないですが、大事なことですよね〜。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は「FACT FULNESS ファクトフルネス 10の思い込みを乗り越えデータを基に世界を正しく見る習慣」の書評でした。

ファクトフルネスを実践することで、見えてるようで見てなかったもの。が見えるようになります。

より他人に優しくなれます。実際、読書前と考え方がだいぶ変わりました。

以前は海外ってなんか怖いなと思ってましたが、今では、世界の人と実際に話してみたいなーという気持ちです。

みんな同じ人間で、差なんてそんなに無いんですよね。ある様に報道はされますが。

本書ではそれを知るのに、「ドル・ストリート」というサイトを見ることをお勧めしていてオーラさんが作ったサイトなんだそうです。

個人的には「ダーク・ツーリスト 世界の現実旅行」をお勧めします。

ネットフリックスで観れますので気になる方は見るといいかもですね。

ファクトフルネスを通して、事実を知ることの重要性を再確認できた様な気がします。

知ったかぶりや偏見はやっぱマイナスしかないなぁとしみじみ思っている次第ですねぇ。。

それでは!

スポンサードサーチ

参考文献

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です