皆さんは「鬼滅の刃」って漫画をご存知でしょうか。最近ではアニメ化されて人気爆発中で私もドハマりしております。
今回はその「鬼滅の刃」作中で超重要な技である、「全集中の呼吸」の効果を解説していきたいと思います。
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全集中の呼吸とは?
そもそも全集中の呼吸とは…
当然ながら相応の負荷を使用者に強いるため、基本的には短時間のブーストとして使用する。この身体ブーストをかけた状態で、各々の(育手から学んだ)流派に従った型から必殺の剣戟を繰り出し、鬼と対峙する。鬼殺の剣士の基本且つ奥義でもある。
全神経を集中し呼吸することで身体能力を爆発的に上昇させる。これが全集中の呼吸です。
全集中の呼吸=マインドフルネス呼吸法?
もう気づいた方もいらっしゃると思いますが、これはマインドフルネスの呼吸法なのではということです。
呼吸に全神経集中するのは瞑想の世界でもよく用いられてまして「呼吸瞑想」なんて言ったりします。自分の呼吸一つ一つに注目する、瞑想では定番の方法ですね。
人間は吸う時に交感神経を優位に、吐く時に副交感神経を優位にします。
やる気やパワーを発揮したい時には吸う時間を長く。
リラックスしたい時、落ち着きたい時には吐く時間を長く。
このように呼吸をコントロールすることで自分の状態をコントロールすることができます。また「呼吸瞑想」には集中力を向上し、メンタルを改善する効果があります。
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型ごとの呼吸法の違いと目的
全集中の呼吸には型が存在します。水、炎、雷、風、獣…のように様々な型があるのですが、今回は水、雷について解説していきます。
全集中 水の呼吸
まず、水の呼吸。
アニメでは主人公の炭次郎が使っている呼吸法です。ここから繰り出される技がかっこいいのなんのって…それは置いておきまして、アニメの描写をよくよく見てみると、「͡コオオオオ…」と息を大きく吸って!いるのがわかります。
大きく息を吸い込むことで酸素吸入量を底上げし、筋力を増強させています。
現実では爆発的に筋力増強!!というわけにはいかないまでも瞬間的に判断力や集中力を高めることはできます。
ワイツマン科学研究所の実験結果でも、「鼻から大きく息を吸う」と集中できる!みたいな結果が出ているそうですし、テニスプレーヤーとかはショットの前に息を吸い、吐くと同時にショットしていますよね。
注意点としては効果を得たければ「鼻から吸う」こと。作中では口呼吸していますが本来の呼吸は鼻から吸います。なので集中したい時、ここぞのパワーを出したい時は「鼻から大きく吸い込む」ようにするのがいいかもっすね。
全集中 雷の呼吸
メインキャラクターの一人、我妻善逸が使うのは「全集中 雷の呼吸」。
この呼吸の特徴としては息を吐くときに「シィィィィィ」と音を立てて呼吸をすること。そして脚の筋肉、更には筋繊維一本一本を意識し、一気に力を爆発させることで雷のような超高速移動を可能にしています。
現実ではボクサーがパンチを繰り出すときの呼吸に非常に似ていまして、「シィッ!」と言いながらパンチを放つのを見た方も多いのではないでしょうか。
この呼吸の効果は、「弛緩」つまり「筋肉を緩めること」を目的にしています。
上記したように、吐く時にはリラックス効果、つまり筋肉が緩んでいきます。こうすることで無駄な力が入りにくくなるんですね。
また筋肉の状態に集中する方法は「ボディスキャン瞑想」に似ていますね。ボディスキャン瞑想は体のパーツに次々と意識を向けていく瞑想で、「足→腰→腹→腕→etc..」みたいな感じで各パーツの感覚に集中させていきます。
2006年マギル大学の研究でも「血圧、心拍数」が低下するという効果が確認されており、リラックス効果があります。
筋肉に意識を向けることで緊張状態を緩和。緩めた状態から一気に緊張状態まで筋肉を動かすことによりスピード、パワーを引き出しているんですねー。
現実では雷のように動いたりは出来ないです。
しかし、これらのテクニックはプレゼン前の緊張している時や、面接前に使うことで程よくリラックスすることが出来ますので活用してみて損はないのかなーと思います。
まとめ 全集中の呼吸までいかないが、呼吸法は現実にも効果大!これを機会に色々試して損はない
今回は「全集中の呼吸」の解説をしてみました。漫画とはいえ良く考えられているもんですね。
私も登山中疲れた時には「体全体に酸素を送り込め…深く息を吐きつつ足の筋肉に集中しろ…」みたいに実践しています。
逆にペース上げたい時には「吸う方を長く!リズムよく!」って感じで使い分けてますねー。
呼吸法って地味でつまらないものだと思います。
しかし、こうやって漫画やアニメで表現されていると、イメージを作りやすく、興味も持ちやすいのでこれをきっかけにチャレンジしてみるのも損はないのかなと。
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